SAND CULTURE SYSTEM

高床式砂栽培の強み

土の代わりに清潔な砂を培地として活用し、 腰の高さに設置された栽培ベッドで作物を育てる農法です。 作業負担を抑えながら、安定した栽培環境と誰もが参加しやすい農業を実現できます。

02

RAISED FLOOR STYLE
SAND CULTURE

SAND

AGRI × WELFARE

高床式砂栽培だから実現できる農福連携

Workplace831の中心となるのが、農福連携に適した高床式砂栽培です。 砂を培地として野菜を育て、栽培ベッドを作業しやすい高さに設置することで、 中腰やしゃがみ作業の負担を軽減します。 播種・定植・生育管理・収穫・袋詰めなどの工程を細かく分けやすく、 一人ひとりの特性に合わせて仕事を設計できます。

WORK DESIGN

農作業を細分化し、
障害特性に合った「仕事」をつくる。

高床式砂栽培では、一連の農作業を細かな工程に分けることができます。 作業内容や身体への負担、必要なスキルを整理することで、 一人ひとりに合わせた役割を考えやすくなります。

WORK FLOW

農作業を「役割」に変える

01
FARM WORK 栽培工程を細かく分ける
播種 定植 管理 収穫 袋詰め
02
WORK ANALYSIS 作業の特徴を整理する
姿勢 立位中心 作業 シンプル 工程 分担可能
03
ROLE DESIGN 一人ひとりの役割へ

特性や得意なことに合わせて、 担当する仕事を設計

03 FEATURES

農福連携に活かしやすい3つの理由

01 WORKABILITY
腰の高さ STANDING WORK POSITION

身体への負担を
抑えやすい

腰の高さに栽培ベッドを設置することで、 中腰やしゃがみ姿勢を減らし、 作業しやすい環境をつくります。

02 TASK DESIGN
01 播種
02 定植
03 管理
04 収穫

ONE PROCESS → MANY TASKS

作業を細かく
分けやすい

播種・定植・生育管理・収穫・袋詰めなど、 一連の栽培工程を細かな仕事として 整理しやすいことが特徴です。

03 ROLE DESIGN
A
ROLE 収穫
B
ROLE 管理

一人ひとりに合った
役割を設計しやすい

作業を細分化することで、 一人ひとりの特性や得意なことに合わせて、 担当する仕事を考えやすくなります。

831
WORKPLACE831 CONCEPT

人を農業に合わせるのではなく、農業を人に合わせていく。
高床式砂栽培の特徴を活かし、誰もが役割を持って参加できる農業を目指します。

SAND CULTIVATION

砂栽培について

砂栽培とは、土の代わりに「専用の砂」を培地として使用し、水と液体肥料を管理しながら野菜を育てる栽培方法です。
土づくりや土の入れ替えが少なく、栽培環境を清潔に保ちやすいため、農業が初めての方でも取り組みやすいことが特徴です。

砂栽培について

CATEGORY

栽培区分

農業における栽培方法には大きく「土で育てる栽培」と「養液で育てる栽培」に分けられます。 砂栽培は、養液栽培の中でも、作物を支える培地として砂を使う 「固形培地耕」に位置づけられる栽培方法です。

砂栽培の立ち位置
養液栽培

水耕栽培

DFT(湛液型水耕法)方式
NFT(薄膜型水耕法)方式

固形培地耕

砂栽培
ロックウール
ピートモス
もみ殻・バークなど

RAISED-FLOOR-STYLE SAND CULTIVATION

高床式砂栽培について

高床式砂栽培は、清潔な砂を培地として使い、 かつ腰の高さに設置した栽培ベッドと専用の栽培シートで野菜を育てる農法です。 地面と切り離した環境で、水と肥料を管理しながら栽培するため、 老若男女問わず誰でも参入しやすい農法です。

高床式砂栽培の栽培ベッド

STRUCTURE

栽培ベッドの基本構造

ベッドの基本構造は、主に専用ベッド・ 砂・専用シート・点滴チューブを組み合わせた構造です。 特に、栽培のポイントとなる専用シートは底面だけでなく側面にも配置され、 砂を支えながら余分な水分を排出し安定した土壌環境を構築します。

高床式砂栽培ベッド
実際の高床式砂栽培ベッド

点滴チューブ

水と肥料を少量ずつ根元へ安定供給します。

砂

根を固定し、通気性と排水性を保つ清潔な培地です。

専用シート

底面と側面のメッシュ構造で砂を支えます。

高床ベッド

腰の高さで作業でき、身体的負担を抑えます。

FEATURE

高床式砂栽培の特徴

高床式砂栽培は、農業の専門知識や重労働に頼りすぎず、 誰でも作業しやすい環境をつくることを目指した栽培方法です。 作業性・管理性・品質の安定性を高め、 農福連携にも活用しやすい仕組みです。

高床式砂栽培の様子
01

誰でも作業しやすい

腰の高さで作業できるため、 農業未経験者・高齢者・車いす利用者にも取り組みやすい設計です。

  • 腰への負担軽減
  • 初心者対応
  • 車いす作業
02

農機具が少なくて済む

土を耕す作業や大型農機に頼りにくく、 日々の作業をシンプルにしやすい農法です。

  • 耕うん不要
  • 軽作業化
  • 作業標準化
03

土地を有効活用できる

土壌条件に左右されにくく、 遊休地や既存施設の活用にもつなげやすい仕組みです。

  • 遊休地活用
  • 施設内設置
  • 土壌条件に強い
04

品質を揃えやすい

水分・肥料・作業手順を管理しやすく、 見た目や品質のばらつきを抑えた栽培を目指せます。

  • 手順管理
  • 品質安定
  • 見た目が揃う
05

運用コストを抑えやすい

自動灌水や作業の標準化により、 無駄な資材や作業負担を抑えた運用を目指せます。

  • 省力化
  • 節水管理
  • 作業負担軽減
06

多品目栽培に対応

葉物野菜を中心に、果菜類・根菜類・ハーブ類など、 さまざまな作物への展開が期待できます。

  • 葉物野菜
  • 果菜類
  • ハーブ類
07

連作しやすい

土壌病害や連作障害の影響を抑えやすく、 年間を通じた継続生産を目指しやすい農法です。

  • 連作対応
  • 継続生産
  • 土壌病害抑制
08

健康的な野菜づくり

清潔な砂と管理された環境で育てることで、 安心して提供できる野菜づくりを目指せます。

  • 清潔な培地
  • 安定管理
  • 安心品質
09

水道水で栽培

水道水を活用しながら栽培できるため、 安定供給と衛生管理を両立しやすい仕組みです。

  • 水道水活用
  • 衛生管理
  • 安定供給

WORK FLOW

作業の流れ

高床式砂栽培の作業は主に「準備・植える・育てる・収穫する」の4工程に分けて進めます。

01 砂床を整える作業

整地

砂床をならし、苗を植えやすい状態に整えます。高床ベッド上で作業できるため、 地面にしゃがみ込む負担を抑えながら準備できます。

砂床をならす 植え付け準備 作業姿勢がラク
02 苗を植える作業

苗植え

決められた位置に苗を植え、栽培を開始します。作業位置や手順をそろえやすいため、 初めての方でも覚えやすい工程です。

位置をそろえる 苗を定植 作業を標準化
03 生育を確認する作業

手入れ

生育状態を確認し、必要に応じて簡単な管理を行います。水と肥料は点滴チューブで供給できるため、 日々の管理負担を抑えやすいことが特徴です。

生育確認 水分管理 作業負担を軽減
04 野菜を収穫する作業

収穫

成長した野菜を収穫し、次の栽培へつなげます。高床式のため、収穫時も腰への負担を抑えやすく、 継続的に作業しやすい環境をつくれます。

収穫作業 次作へつなぐ 継続栽培

COMPARISON

他の栽培方法との違い

土耕栽培・水耕栽培・高床式砂栽培には、それぞれ異なる特徴があります。 高床式砂栽培は、土を使わない管理のしやすさと、腰の高さで作業できる作業性を両立しやすい点が大きな特徴です。

土耕栽培の様子
SOIL CULTURE

土耕栽培

土の力を活かす伝統的な栽培方法です。 土づくりや経験が重要で、地面作業や重作業が多くなりやすい傾向があります。

水耕栽培の様子
HYDROPONICS

水耕栽培

水と養液で作物を育てる方法です。 高い生産性を目指しやすい一方で、水質・養液・設備管理に専門性が求められます。

注目の農法
高床式砂栽培の様子
RAISED SAND

高床式砂栽培

砂を培地にし、高床ベッドで作物を育てる方法です。 作業しやすく、管理を標準化しやすいため、農福連携にも活用しやすい仕組みです。

腰の高さで作業しやすい 土壌病害の影響を抑えやすい 作業を標準化しやすい
比較項目 土耕栽培 水耕栽培 高床式砂栽培
作業姿勢 しゃがむ・かがむ作業が多く、身体への負担が出やすい。 設備設計によって作業性が変わる。 腰の高さで作業しやすい 立ったまま作業でき、身体的負担を抑えやすい。
管理のしやすさ 土づくり・施肥・土壌状態の見極めに経験が必要。 水質や養液濃度の管理が重要で、専門知識が必要。 水と肥料を仕組み化しやすい 自動灌水により管理のばらつきを抑えやすい。
農機具・設備 耕うん機や土壌管理のための機械が必要になりやすい。 設備が複雑になりやすく、導入・維持管理の負担がある。 大型農機に頼りにくい 日々の作業をシンプルにしやすい。
培地・病害 土壌病害や連作障害の影響を受けやすい。 水まわりの衛生管理や病害対策が重要。 地面と切り離して栽培 土壌病害の影響を抑えやすい。
初心者への適性 土づくりや病害対策など、経験に頼る部分が大きい。 水質・養液管理に知識が必要。 未経験者でも覚えやすい 作業を分解し、役割分担しやすい。
生産性 季節・土壌状態・天候の影響を受けやすい。 高い生産性を目指しやすい。 継続生産を目指しやすい 葉物野菜を中心に年間を通じた栽培に対応しやすい。
品質の安定 圃場や作業者の経験によって品質差が出やすい。 管理が適切であれば品質を揃えやすい。 品質を管理しやすい 水分・肥料・作業手順を仕組み化しやすい。
農福連携 重作業や地面作業が多く、作業設計に工夫が必要。 設備管理の専門性が高く、役割設計が重要。 多様な人が参加しやすい 身体的負担を抑え、役割分担しやすい。
事業運営 経験や人材に依存しやすく、標準化が課題になりやすい。 設備投資・維持管理コストを踏まえた運営設計が必要。 安定運営を目指しやすい 作業・管理を仕組み化しやすい。